ガイドブックに頼らない、自分だけのゆるーい「ぶらり旅」のすすめ
こんにちは。悟りマンです。
私は旅が大好きです。旅行ではなく(旅行も好きですが)、旅が好きです。
攻略本すら読めないのにポケットモンスタークリスタルバージョンに夢中になっていた私は、生まれながらに旅が好きなのかもしれません。
ですが、前情報のない、何が起こるかわからないあのわくわく感……インターネットが普及した現代ではもうなかなか味わうことができないですよね。
そんな現代人にこそ、ぶらり旅をおすすめしたいのです。
旅行ではなく旅なのだ
どこかに出かけようとすると、どうしてもガイドブックに頼ってお決まりのルートをたどってしまいがち。
「旅行」ならそれでいいのです。掲載されている情報は外さないですし、楽ちんですし。初めて訪れる場所ならきっと楽しめるでしょう。
ですが、「私がしたいのは旅行じゃない!「旅」なのだ!」という方。
もうガイドブックは手放しましょう。そこに書いてあるのは旅行のための情報です。
とはいっても、行き当たりばったりの完全ノープランだとグダグダになってしまう可能性大です。特にあまり時間のない社会人にとって、休日の時間の活用は死活問題です。
というわけで、今回は私が実践している「ぶらり旅の計画の仕方・楽しみ方」について書いていきたいと思います。
ぶらり旅のコンセプト
ぶらり旅は「ひたる旅」
一口に旅といっても千差万別。
グルメがメインの旅だったり、名所をめぐる旅、体験型のアクティビティで楽しむ旅……などなど。
ただ、ガイドブックに載っていないオリジナリティあふれるぶらり旅、というと上記のコンセプトにはあまり当てはまらないような気がします。
ただそこにある景色を眺めたり、ぶらぶら歩いてみたり、通りかかったお店に入ってみたり、気が向いたら人と話してみたり、夜はしっぽり晩酌してみたり……。
ぶらり旅のコンセプトは、「あまり深くは考えず、とにかくその地・その時間にひたる」という感じでしょうか。
考えるな、感じろ!
ここで大事なのが、「なにもできなかったらどうしよう」とか、「失敗したらどうしよう」とか、そういうことを考えないことです。何かを得ようとか、無理に見つけようとせず、気張らずに行くことが大切です。
時間を無駄にしないように、とは先に書きましたが、無駄になるかどうかは本人次第です。
詩的である必要はありませんが、何気ない風景の中にも、何か発見があるかもしれません。
うたた寝の最中に面白い夢を見たり、懐かしい香りをかいだり、昔のことを思い出したり。
ぶらり旅ってそんな感じでいいんです。とにかくひたりましょう。
目的地を決める
目的地を決める3ステップ
悟りマン流、ぶらり旅の目的地を決める手順は次の3ステップです。
- 大まかな目的地を決める
- GoogleMapを眺める
- 気になったところに行く
以上です。シンプルですね。
大まかな目的地は、私は県単位で見ることが多いです。
行先は使える時間・日数にも関係してくるので、それに応じた距離で探します。
というより私の場合、何の気なしにGoogleMapを眺めて、行きたいなと思ったところに行きます。場所はどこでもよくて、とにかくおでかけがしたい……という思いが強いんでしょうかね。とにかくなんでもいいんです。
どんな場所がいいの?
悟りマンが気になるところというのは、大抵海沿いだとか、湿原だとか、山間だとか、なんか自然がありそうなところです。(個人的な嗜好です)
あとは廃炭鉱だったり、大きめの池だったり……「これなんだろう?」といった興味から出かけることが多いです。
まったく聞いたことのない場所でもOKです。むしろその方がいろいろな発見があって楽しめます。
過去に青春18きっぷで旅をしたときに、テントを張れる場所だけ確認した上で、1日で行ける最も遠いマイナー鉄道駅で降りてみたりもしました。そこでおもしろい出会いがあって、THE・旅!感(?)の強いディープな旅になりました。
個人的におすすめなのは、自然が豊かで人の営みがある小さな町です。ざっくりしすぎですね。
温泉があると尚良し!
温泉は旅の醍醐味、これなしには旅は語れません。(個人的な嗜好です)
興味のない方は省いてもいいかもしれません。が……風呂は命の洗濯という名言があるように、ぶらりゆるっと日常を忘れにきた旅人たるもの、心に溜まったケガレを落とさずして帰れないと私は思っています。
また、旅程の最後に温泉を持ってくることで、旅の終わりの哀愁をかみしめつつ、のぼせた頭でぼんやりといろいろなことを考える情緒的な時間にもなります。
有名な温泉地でなくても、そこに風呂があればそれでいいのです。とにかくつかりましょう。
ぶらり旅の準備
ぶらり旅を楽しむために最低限準備すべきこと
行先が決まったら、旅に出るための準備として最低限やっておくべきことは以下の2つです。
- 交通手段を調べておく
- 宿泊する場所を確保する
これだけです。
無駄なところで手間取らないようしっかり準備を!
電車などで移動する方で時間のない方は特に、効率よくぶらり旅をするために交通手段は確認しておきましょう。
ダイヤや乗り継ぎの時間などをしっかり確認しておくことで、余裕を持った旅になります。
宿は民宿がおすすめ
宿泊を伴う旅の場合、目的地に宿があるかどうかも確認しておく必要があります。
せっかくの旅ならば人との出会いも大切にしたい!という方には断然民宿をおすすめします。
ホテルのような設備はありませんが、地元食材を使ったおいしい料理を提供してくれたり、夜にオーナーさんと宿泊者で宴会が開催されたりする宿もあります。
人見知りで民宿に泊まる勇気がない……という方も、大丈夫です。民宿のオーナーさんはいろいろな旅人に出会ってきている対人関係のプロであることが多いので、その場の流れに任せる能力さえあればなんとかなります。(笑)
私も人見知りですが、食べることが好きでなんでもおいしいおいしい言ってたら、いつのまにか輪に入れていることが多いです。
ぶらり旅で個人的に最もおすすめしたい方法はテント泊一人旅なのですが、これはあまり気軽にできることではないと思いますので、また別の機会に記事にしてみたいと思います。
ぶらり旅の楽しみ方
とにかくひたる、それがすべて
ぶらり旅では何をすれはいいのか……それはずばり、ぶらり旅のコンセプトで書いたことがすべてです。
知らない場所でゆったり流れる時間に身を任せましょう。必要なのは心の余裕、それだけです。
とはいえこれだと漠然としすぎなので、個人的に好きなぶらり旅の楽しみ方をご紹介します。
楽しみ方①:スーパーに入ってみる
これは私にとって旅に欠かせない楽しみのひとつです。
スーパーは人々の生活の基盤です。その場所での、観光を超えた生活の一部にひたることができる手段であり、とってもディープな楽しみ方です。
私は北海道に住んでいるのですが、鹿児島のスーパーに鳥刺しが売っていたのは結構衝撃でした。それだけ鮮度がいいということですよね。滞在中は毎日食べてました。
あとは利尻島のスーパーに売っていた魚介類がびっくりするほど安かったり、中標津町のあるスーパーがとにかくすごかったり(語彙が……)、発見がたくさんあります。
楽しみ方②:散歩する
とにかく歩きます。いろいろなものが目に入ってきて、とりとめのない思考も捗ります。
旅はとにかく感じる、思う、考える、といった内的なはたらきによってなりたっていると思っています。
好きな音楽を聴きながら、というのもおすすめです。あのころ聴いていた曲なんかかかるとエモーショナルな気分になってしまいます。
普段は理性的な方も、旅の時間だけは感受性フル稼働で行ってみましょう。
楽しみ方③:食べログ発動
NOガイド、とは言いましたが食べログなどを利用してみるのはありだと思います。
おいしいもの食べたいですしね。
ぶらりと旅にでかけよう!
ぶらり旅は、行ってみたい場所に行き、とにかくその場所にひたることが肝心です。
あまり深く考えずに、日々の凝り固まった心をほぐしにでかけてみましょう。