平穏な同棲生活に大切なこと。「同意」と「許容」が思いやりを生む。
こんにちは。悟りマンです。
名前は悟りマンですが女性です。
私は現在お付き合いしている人と一緒に住んでおり、もうすぐ1年が経とうとしています。
彼とは大学生の頃から付き合って、もう4年になります。現在フリーターで同い年です。
同棲を始めようとしたとき、「結婚前から同棲するとうまくいかないからやめておいた方がいいと思うよ」と多方面からアドバイスを頂いたのですが、とりあえず1年は破綻せずやっていけました。
お互いルールを決めたわけではないですが、我々が同棲生活において自然と実践していることをご紹介します。
これをすれば同棲生活がうまくいく!というものでもないですが、全体として言えることは、心に余裕を持ち、相手への「同意」と「許容」を忘れないということです。思いやりのような感じです。
気を遣うでもなく、これが自然とできるようになったので、しょっちゅうけんかになったりということもなく、平穏に暮らしていけているような気がします。
就寝・起床時間をなるべく揃える
彼はシフト制なので、休みが合わないこともあります。
出勤時間も微妙にずれています。帰ってくる時間もバラバラです。
ですが、なるべく生活時間は合わせるようにしています。
早い方の時間に合わせて起床し、夜は大体12時くらいにはベッドに入る。
なんとなくその方が、相手も気持ちいいだろうなと思うからです。
自分が仕事の日に相手が休みで、いつまでもベッドでぬくぬくしている姿を見ると「いいなあ~」と思ってしまいます。朝からなんとなく、元気になれません。
休みだからいつまでも寝ていたいのが正直なところですが、休みの日にこそ早く起きた方が、生活の質は格段に上がるような気がします。めちゃくちゃ充実します。
どんなに忙しくても、玄関まで行って「いってらっしゃい」する
特に理由はないですが、私の母親がそうだったからそうしているのだと思います。
自分がそうされるのも気分がいいものです。
あ、でもよく考えたら、出て行った後に鍵をかけなければいけないからかもしれません。というか確実にそれですね。
私の実家は田舎で犯罪とは縁遠い世界だったので、在宅中は鍵が開けっぱなしでした。実家で母親が見送ってくれたのは、本当の思いやりですね。
家事は分業しないで気付いた方がやる
疲れて仕事から帰ってきたら、何もしません。向こうがやってくれます。逆も然りです。それだけの信頼関係を築ければかなり楽になります。
相手が家事をやってくれなくても、「私は疲れてるんだから」と怒らずに、「相手も疲れているんだな」と思うようにしましょう。
もしそこで、自分ばかり家事をしているのをいいことに、相手が甘えてなにもしなくなる、さらに「あなたがやるのが当たり前」と偉そうな態度をとるようになってきたら、もはやこのままでは共同生活はうまくいきません。
ルールを決めるか、仏になるか、自分も同じようになるか、同棲は諦めましょう。
些細なことにも「ありがとう」を言う
上に書いたことと関連するのですが、例えば食器を洗ってくれたり、洗濯をしてくれたりしたら必ず「ありがとう」と言います。
相手が自分を思ってしてくれること、その思いやりに対して感謝するような感じです。
直してほしいところは「お願い」するスタンス
同棲とはライフスタイルのすり合わせです。それは、お互いの協力があってこそ成り立つものです。
自分の生活に深く染みついた習慣や当然のようにやっていることが、相手にとっては耐えられないほど嫌だったりすることもあります。
それを「嫌だからやめて」と真っ向から否定されたら、「いやこれが普通だから、今までこうしてきたから変えられないよ」となりますよね。
我々も何度もありました。些細なことですが、「使用した鍋の蓋をどこに置くか」でもめたことがあります。私はシンクに置いていたのですが、彼はガスコンロの口の上に置きます。
お互いに自分の習慣を変えまいと謎の論理戦が展開され、バチバチでした。
そうなってしまいそうなときは、言い方を変えましょう。
その行為について、「自分はどう感じていて、どうしてほしいか」を言葉にして伝えてあげましょう。あくまで姿勢は低く、です。
相手の習慣を変えさせるということは、自分のライフスタイルに合わせるよう強制することです。
それは、相手の同意なくして行われるべきではありません。
今まで自分と違う環境で育ってきた相手の習慣を否定して自分に合わせようとすることは、まったく思いやりに欠けるどころか、もはや独裁です。
どうしても許せないことがあったら、自分の気持ちを伝えて、変えてほしいとお願いしてみましょう。
イラついたら寝る
簡単にリセットできた方が確実にいいです。楽です。
うまくできない人も多いようですが、これは訓練するしかないです。というか訓練すべきです。
イライラを執念深くずっと覚えているということは、不満に対して相手が屈するまで解消されない、ということだと思います。
その時点で、「自分は相手を征服しようとしているんだな、それはあまりよくないな」と思うようにして、自分を律する努力をしましょう。
一緒に生活していると、どうしてもわかりあえない部分というのも必ずあることと思います。
そういうときは、もうどうしようもないので無になり目をつぶりましょう。こんなことでイライラしても無駄に自分の精神状態が悪くなるだけです。しょうがないしょうがない。
同棲がうまくいくカップルとは?
これまで述べてきたことを同じようにお互いに実行していくのは、波長が合う人とでないと難しいかもしれません。
波長が合う人とはどういう人か。
私が思うのは、「思いやり度合い」みたいな指数がだいたい一致している人なのかなと思います。よくわからないですね。
自分の心の、余裕のある部分を相手にどれだけ向けることができるか。この心の余裕がだいたい同じくらいある人とは、共同生活において同じような慣習を作ることができる……ような気がしています。
心の余裕が大きい方が、平穏にまったり仲良く暮らしていけている事例が多いと思うのですが、心の余裕が小さいからといってうまくいかないというわけではないと思います。けんかばかりしているのになぜかずっと仲がいい人たち、いますよね。
ただ、余裕の大きさが一致していればいいのだと、思うのです。
このバランスが崩れると、割とうまくいかなくなる気がします。
仕事で疲れて余裕がなかった時期は、何度同棲をやめようと思ったことか……。
相手のすべてが許せなくなってしまうのです。でも、相手はすべて許してくれる。その相手と自分とのギャップに自己嫌悪になり、劣等感から相手を憎み、さらに心の余裕がなくなり……という負のスパイラルです。
心の余裕は生活の余裕でも変化することと思いますが、一旦相手のことを無理やりにでも許してみましょう。なにかが変わってくるかもしれません。
心の余裕を作るには、「同意」と「許容」を大切にしましょう。それが思いやりとなり、平穏な同棲生活の下地となることでしょう。
幸せな同棲生活を!